8/21 生誕撮影メモ

8/21(金)佐野橋 → 定家神社 → 屋上 → Photo Studio Cloud9
屋上の日没がキービジュの本命。屋内はグッズを確実に量産する。
納品は22日夕方、撮って出しで全データ。切り抜きとレタッチは別。

出る前に

ロケ3箇所を90分

17:00
佐野橋・20分

橋の板が誘導線になる。真ん中に立たせて圧縮する

  • 木橋の板目と欄干が強い線を作る。橋の中央に立たせて100〜150mmで圧縮すると振袖が主役になる
  • 日没まで1時間半。西日が斜めから入る。逆光に回してストロボを起こすと輪郭が光って一番おいしい
  • 冠水橋なので雨続きだと増水で上がれないことがある。着いたらまず川の状態を見て、ダメなら堤防と河川敷に切り替える
  • 草履で板の上は滑る。裾も汚れる。長居しない
ISO200
F4
SS1/250
FLASH1/8
17:30
定家神社・20分

木立で1〜2段暗い。ISOを上げて発光を足す

  • 参道と石畳、緑を背景に。朱い鳥居は振袖と色がぶつかることがあるので、衣装の色を見てから使うか決める
  • 木漏れ日のまだら光が顔に乗ると救えない。日陰の均一な場所に立たせてストロボで起こす
  • 境内は撮影マナーに気をつける。参拝者が写り込まない画角で
ISO400
F4
SS1/160
FLASH1/8
18:00
スタジオ屋上・25分/本日の山場

日没18:25前後。ここを外すと取り返せない

  • キービジュはここで撮る。着いたら世間話をせずカメラを構える。空が焼けるのは18:15から18:35の20分だけ
  • 手順を固定する。まず空の露出を決めて、人物はストロボで合わせる。逆に人物基準で測ると空が白飛びする
  • ストロボは被写体の斜め前45度、手持ちで顔の高さより上から。空を背にした逆光なので、これで顔と輪郭が両方立つ
  • 暗くなるほどISOを上げる。18:00にISO200なら、18:30にはISO800まで動く。2〜3分ごとに露出を見直す
  • 文字が入る側の空を広く空けて縦位置。横位置も1カット押さえる
ISO200→800
F5.6→4
SS1/200
FLASH1/4

Godox の設定

役割を固定する

  • XPro-Sはカメラのホットシューに載せる送信機。これ自体は光らない。2灯の出力を全部ここから操作する
  • TT685II-S ×2はスタンドの上。カメラには載せない
  • Sonyのマルチインターフェースシューは半差しだと接点が来ない。奥まで差してロックを締める
3台で合わせる

チャンネルを揃えて、グループを分ける

チャンネル3台とも同じ番号に。初期値の1から変えておく(8など)。スタジオは他の利用者と混信することがある
ワイヤレスIDOFF、または3台とも同じ番号
グループキー側を A、背景側を B。ここを分けないと個別に出力を変えられない
TT685II-S(2灯とも)

Slave の M。ズームは広角固定

  1. 電源ON。無線ボタン(電波マーク)を2秒長押しして切り替える。液晶に2.4G と SLAVEが出ていれば合っている
  2. モードをM(マニュアル)に。TTLは使わない
  3. グループをキー側=A、背景側=B
  4. ズームを28〜35mmで固定。オートにしない。アンブレラも壁も広く当てたい
XPro-S

使わないグループは消しておく

  1. GRでグループを選ぶ
  2. MODEMにする。TTLにしない
  3. ダイヤルで出力。A=1/8、B=1/4から始める
  4. C・D・Eは OFF(--)に。使わないグループが生きていると画面が読めなくなる
  5. SYNC は通常発光(先幕)。1/200なのでHSSは要らない
  6. TESTで A と B が別々に光るか確認してから本番に入る
現場での操作

スタンドまで歩かない。これがワンオペで一番効く

  • 顔が暗い → A を上げる
  • 壁が飛びきらない → B を上げる
  • 髪の輪郭がぼやけてきた → B を下げる
  • XProのGRでグループを選んでダイヤルを回すだけ。被写体を待たせずに光が変わる
熱ダレ

1/8以下ならテンポが落ちない

  • TT685IIは全発光だとチャージに2.6秒前後かかる。連写すると光らないコマが出る
  • エネループで1/8なら1秒以内。ここを維持する
  • 1/4を超えそうならISOを上げて出力を戻す。画質よりテンポ
  • 警告音が鳴ったらオーバーヒート保護。少し休ませる
光らないとき

上から順に見る

  • 全く光らない → チャンネル違い、Slaveになっていない、XPro側でそのグループがOFF、サイレント撮影がON
  • たまに光らない → 電波が届いていない。ヘッドの陰に隠れているとき。XProのアンテナを立てる
  • 1枚だけ暗い → チャージ待ちで撃てていない。連写しすぎ
  • しばらく置いたら反応しない → TT685IIがスリープ。XProのTESTで起きる。本番前に必ずTESTを撃つ
  • 1灯壊れたら → キー1灯だけで白ホリを撮る。背景は薄いグレーになるが切り抜きは成立する

白ホリの組み方

白ホリ(壁) 2m 被写体 背景灯 1/4〜1/2 壁へ向ける キー / アンブレラ 1.4m・1/8 光軸から20° 4.5m カメラ / 三脚

置き方の数字

被写体壁から2〜2.5m離す。これが一番大事。近いと影が壁に落ちて切り抜きの邪魔になるうえ、背景光が回り込んでコントラストが死ぬ
カメラ被写体から4.5m(85mmで全身)。三脚。レンズの高さは被写体の胸からみぞおち。顔の高さから撮ると足が短くなる
キーアンブレラを被写体から1.4m、カメラの光軸から左右どちらかへ15〜30度。傘の中心を目線より20〜30cm上にして、軸を鼻に向けて少し下向き
背景灯2灯目は素のまま、被写体の真横からやや後ろ、壁だけを狙って発光。ズームヘッドは広角側にして拡散。フレームの外か被写体の陰に隠す
レフ板要らない。白ホリは床が返してくれるので、下からの起こしが勝手に入る
MEMORY

出力の決め方。メーターは使わずゼブラで詰める

  1. カメラをISO200 / F5.6 / 1/200 / WB5500Kで固定する。ここから先、カメラ側は一切触らない
  2. ゼブラを100+に設定。これが実質のメーター代わりになる
  3. 背景灯を消してキーだけ発光。1/8から始めて、顔の露出が合うまでストロボの出力だけ動かす
  4. キーが決まったら背景灯を点ける。1/4から始めて、壁全面にゼブラが出るまで上げる。これで真っ白
  5. 上げすぎると人物に回り込む。髪の輪郭がぼやけてきたら1段下げる
ISO200
F5.6
SS1/200
KEY1/8
BACK1/4

この数字にした理由

  • F5.6:全身を足元まで被写界深度に入れるため。F2.8だと爪先か顔のどちらかが外れる
  • ISO200:ISO100だと出力を上げすぎて熱ダレする。キーが1/4を超えそうならISO400に上げてキーを1/8に戻す。連射のテンポが落ちない
  • 1/200:同調1/250の手前の安全マージン
振袖のとき

顔ではなく、衣装の明るいところで露出を見る

  • 振袖は面積が大きくて白い柄と金糸が真っ先に飛ぶ。顔が合っていても衣装が飛んでいたら失敗
  • 迷ったらキーを1/3段下げて顔を少し暗くするほうが正解。撮って出しで渡すので、飛んだ柄は戻せない
  • 全身カットは傘を高くしすぎない。鼻の影が濃く出る
バリエーション

背景灯のダイヤルだけで絵が3種類できる

  • 真っ白(背景1/2)。切り抜き用。グッズはこれ一択
  • 薄いグレー(背景1/8)。ブロマイド向き。人物が浮きすぎない
  • 濃いグレー(背景OFF)。締まった絵。ここだけ2灯目をリムに回す手もある
  • キーは一切触らない。ワンオペで絵を変える最速の方法。振袖の45分は真っ白だけでいい

ワンオペで確実にハマる2つ

  • 背景灯の光がレンズに直接入る。全部フレアで眠くなる。ヘッドを完全に壁向きにして、後ろにカメラバッグを置いて遮る
  • 足元の影。全身カットで汚いと目立つ。壁から2m以上離してキーを高めにすれば後ろ下に落ちる。アクスタ用は切り抜けば消えるので気にしすぎない

グッズ別の要件

アクスタ 縦位置、全身、足元まで入れる。台座に挿すので下が切れたら使えない。頭上に画面の5〜8%、足元に10%の余白。腕を体から離し、足は片方を少し前に
アクキー 縦位置、膝上からバストアップ。5〜6cmに縮むので顔が読めるサイズで。シルエットがはっきり出るポーズ
ブロマイド 縦位置、L判は1対1.4。上下に余白を残す。同じポーズで表情違いを3枚
切り抜きの敵 広がった毛先、透けるチュール、細いリボン、体に密着した腕。渡す側で潰しておくと後工程が早い
共通 最初の5分で安全カットを確保する。押しても納品できる状態を先に作る

ポーズ集

振袖・全身

まず基本の立ちを作る。正面棒立ちは寸胴に見える

  • 体は斜め45度、足は前後に軽くずらして後ろ足に重心。顔だけカメラへ。これが全ポーズの土台
  • 袖を垂らす。両手を体の前で軽く重ねる(右手が上)。一番無難でアクスタ向き
  • 袖を持つ。片手で反対の袖口を軽く持ち上げる。柄が見える
  • 袖を広げる。両腕を斜め下に開いて袖の面を見せる。振袖の見せ場で、腕が体から離れるので切り抜きも楽
  • 振り返り。背中を見せて顔だけ振り返る。帯が主役になる
  • 歩き出し。片足を前に出して裾を少し動かす。橋と参道向き
細部

ここを直すだけで素人写真に見えなくなる

  • 指は揃えて軽く曲げる。ピンと伸ばすと硬い
  • 袖口から手を出しすぎない。3〜5cmだけ覗かせる
  • 衿は詰めすぎず、後ろの抜きが見える状態に。帯と帯締めが正面から見えるように体の向きを微調整
  • 顎は引きすぎず、少し前に出してから下ろす。引くと二重になる
  • 緊張すると肩が上がる。撮る直前に一度肩を落としてもらう
  • 裾の乱れとシワは毎カット直す。全身なので必ず写る
アクスタ用・全身

シルエットで本人と分かるかを基準に選ぶ

  • 脇を5cmは開ける。腕が体に密着すると切り抜いたあと塊に見える
  • 足元まで入れる。片足を少し前、つま先をやや外へ
  • 小道具は手から離さない。浮いたものは切り抜きで消える
  • まっすぐ立った基本形を最初に1枚。これが安全カット
アクキー用・膝上からバストアップ

5cmに縮むので、顔まわりの情報量を増やす

  • 手を顔まわりに持ってくる。頬に添える、あご下でグー、ピース。小さくなっても何をしているか読める
  • 首をわずかに傾ける。10度まで。それ以上はあざとくなる
  • 肩を片方下げて体を斜めに
ブロマイド

同じポーズで表情を3枚

  • 歯を見せた笑顔 / 口を閉じた微笑み / 真顔か流し目
  • ポーズを変えずに表情だけ切り替えてもらうと、선定が速くて外れが出ない
生誕衣装・動きあり

75分あるので動かす。1/200なら止まる

  • ジャンプ。着地ではなく浮いた瞬間を狙う。連写で拾う
  • スカートの裾を摘んで軽く広げる
  • 両手でハート、指ハート
  • 投げキッス、ウインク
  • マイクを持つ想定の手。ステージの絵になる
  • しゃがみ。膝を揃えて体を斜めに
ワンオペの進め方

言葉で説明せず、自分がやって見せる

  • ポーズは口頭より実演のほうが速い。説明している時間が惜しい
  • 動きのあるポーズは3回続けてやってもらう。1回目は必ず硬い
  • 形が決まったら「そのまま3秒」で表情を作らせてから切る
  • 30秒に1回は良かったカットを言葉にする。黙って撮り続けると表情が固まる

今夜から22日夕方まで

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